仕事に必要なスキル

介護職に必要なスキルとして、一般的な能力と専門的なスキルについて確認しましょう。一般的な能力とは、コミュニケーション能力です。施設の利用者やその家族と良好な関係を作った上で、日々の生活の介助や援助をしていくことが求められます。また、同じ施設で働くスタッフたちとも良好な関係を築く必要があります。

また、介護士の基礎的な体力も必要になってきます。生活介助などでは、基礎的な体力がなければ務まりません。体力と言えば若年層の方が浮かびますが、年齢に関わらず体力を維持している方は特に問題ないでしょう。

体力に加えて、精神的に強く安定しているということも重要です。介護施設では、人の死にも直面しなければならない場面が出てきます。そんな悲しみの場面に出会った時でも、心の切り替えがうまくできるかどうかが必要になってきます。更に、利用者は要介護度もペースも違います。それらを理解して、あらゆる状況下でも臨機応変に対応できる器用さも必要です。

専門的なスキルとしては、介護福祉士やケアマネージャーといったものがあります。介護福祉士は、全国的に介護施設が増加している中で、非常に需要が高まっている国家資格でもあります。介護福祉士は、身体介護や相談援助などの仕事を主に行います。一方、ケアマネージャーとは介護支援専門員のことで、ケアプランを立てる介護保険サービスのスペシャリストであります。ケアマネージャーは各都道府県が認定する公的資格であり、国家資格ではありません。